剣盾S22 シングル最終373位 ムゲンダイナ軸 ~有限と無限の両立サイクル~
皆さん、こんにちは。タカムーンと申します。S22では最高順位、最高レートを更新することができました!!!今回は自身の構築を紹介していきます。
TN:レモン 112戦82勝44敗
TN:R.T 194戦115勝79敗
構築経緯
ムゲンダイナは禁止伝説枠には微妙だが、一般枠には強く出れる。そこで、残りの5匹で禁伝枠に対して補完を取れば、どの構築にもある程度戦えると思い、ここから構築を組み始めた。
取り巻きを決める際、ピンポイントでしか刺さらない(例:ザシアン対策のヌオーなど)ポケモンはできるだけ採用せず、複数のポケモンに役割を持てる汎用性の高いポケモンを採用した。
まずはムゲンダイナと相性補完が良いテッカグヤ、黒バドレックスやムゲンダイナ、イベルタルなどの特殊受けにバンギラスを採用。この3体ではザシアンに不利を取るので、きょじゅうざんにクッションとして受けだせるランドロスを採用。そして、カイオーガ、ウオノラゴンの水技の一貫切り、また、ムゲンダイナメタのヒードランに対しても安定して受けだせるトリトドンを採用。最後に終盤、ゼルネアス+ウルガモスの構築が増えており、バンギラスだけではウルガモスの選出抑制はできず、両方出されてしまい対応が難しい。そのため、最低限ウルガモスを選出抑制させ、ゼルネアスに対しても役割を持てるラッキーを採用。こうして、構築が完成した。
個体紹介
ムゲンダイナ@こだわりスカーフ
特性:プレッシャー
性格:ひかえめ
実数値:225(76)-x-116(4)-216(252)-116(4)-172(172)
調整意図
H-B:無補正A特化ランドロスのじしんを15/16耐え
H-D:無補正C特化ムゲンダイナのダイマックスほうを15/16耐え
S:準速エースバーン抜き
技:ダイマックスほう/ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/シャドーボール
一般ポケモンの見れる範囲を広げるためにこだわりスカーフを採用した。そうすることで、自分のほうが速いと勘違いしているドラパルト、アーゴヨン、スカーフヒヒダルマを上から倒すことができる。ムゲンダイナのスカーフをケアされることが構築上されにくく、上から黒バドレックスをシャドーボールで倒したり、削れたザシアンも上からかえんほうしゃで倒せる点も強かった。
余談
初手ムゲンダイナvs黒バドレックス対面はたすき、スカーフは気にせずシャドーボールを選択していた。相手はアストラルビッドか裏のバンギラス交代読みリーフストームしか選択してこない。相手視点、バンギラスのHPを削り、黒バドレックスの一貫を作りたいので、エスパー技は交代の際、ダメージにならないため。メガネならそもそも上から倒せる、スカーフやたすき持ちのアストラルビッドは耐える。
テッカグヤ@たべのこし
特性:ビーストブースト
性格:わんぱく
実数値:204(252)-121-163(204)-x-121-88(52)
調整意図
S:4振りゴチルゼル抜き
無振りアーマーガア抜き
H:みがわりがちきゅうなげ確定耐え
B:余り
技:ヘビーボンバー/じしん/やどりぎのタネ/みがわり
陰キャ型。相手のザシアン+ランドロスのような構築に対して、ランドロスに後出しから有利対面を作り出し、そこからみがわり、やどりぎのタネで相手のポケモンをネチネチと削るのが役割。また、このポケモンを採用することで日食ネクロズマに対しても強くなるものえらい。
バンギラス@こだわりハチマキ
特性:すなおこし
性格:いじっぱり
実数値:175-204(252)-130-x-142(172)-92(84)
調整意図
A:特化
H-D:無補正C特化メガネ黒バドレックスのアストラルビッドを砂下でほぼ4耐え
補正ありC特化ムゲンダイナのダイマックスほうを砂下で2耐え
S:4振りエアームド抜き
技:ロックブラスト/かみくだく/じしん/れいとうパンチ
黒バドレックス、ムゲンダイナ、イベルタル受け。これらのポケモンの特殊技に受け出し、有利対面を作ってから相手の裏のポケモンに対して高火力を押し付けるためにこだわりハチマキを採用。技はタイプ一致2つにザシアン、ムゲンダイナ意識のじしん、後投げされやすいランドロス意識でれいとうパンチを採用した。
余談
かみくだくに受けだしてきたHBエアームドに対して、ステロダメ込み+かみくだくでBダウンを引けば上からかみくだくで倒せる。
特性:いかく
性格:のんき
実数値:196-(252)-166(4)-156(252)-125-100-90 s実数値11
調整意図
H-B:無補正A特化ザシアンのきょじゅうざんをいかく込みで2耐え
S:ランドロス対面でなるべく下からとんぼがえりできるかつ遅すぎないように
ザシアン受け。持ち物はザシアンに負荷をかけれるゴツゴツメット。このポケモンはザシアンに対してゴツメで削りを入れて裏のムゲンダイナのかえんほうしゃ圏内に入れること。くさむすびはザシアン+カバルドンに対して強く出れると思い採用した。。ホウオウ軸をより意識するなら岩技の採用もありかも。
トリトドン(ひがしのうみ)@オボンのみ
特性:しめりけ
性格:ずぶとい
実数値:218(252)-x-132(252)-112-103(4)-59
調整意図
H-B:特化
H-D:補正ありC特化メガネカイオーガのれいとうビームをオボンのみ込み2耐え
カイオーガ、ウオノラゴン、ヒードラン対策。オボンのみを持たせることで補正ありC特化メガネカイオーガのれいとうビームにも受けだせ、かつそこからミラーコートで倒すというムーブができる。また、ヒードランに対しても安定して受けだせ、だいちのちから、ねっとうで相手に負荷をかけれるのが強かった。ねっとうでやけどを引けば、物理ポケモンを受けれるのも強い。ただし、めいそう型のカイオーガの前では無力であり、終盤は特にこの型が増えた印象。
ラッキー@しんかのきせき
特性:しぜんかいふく
性格:ずぶとい
実数値:325-x-62(252)-55-157(252)-71(4)
技:ちきゅうなげ/タマゴうみ/みがわり/ちいさくなる
構築の補完枠。構築上重たいゼルネアス+ウルガモスをまとめて受けてもらう。構築にバンギラスもいるので、ウルガモスの選出を抑制することには成功できた。また、終盤に増えたメガネ型のゼルネアスに対しては完封できる。しかし、ジオコントロールを積んでくるゼルネアスに対しては不利である。そこで生まれたのが通称みがちい型。ただでさえ不利な相手なので、ワンチャンをつかめれば良いかなぐらいでみがちいでゼルネアスに不毛な勝負を仕掛けていた。トリトドンでは厳しいめいそう型のカイオーガに対してもみがちいで同様の勝負をしていた。このポケモンを不快に思う方もいるだろう。しかし、このポケモンを環境から消すには、壁+ゼルネアスという構築を環境から消してくれ。さすればこのポケモンを使うことないだろう...
余談
自分視点、回避率6段階上昇してラッキーに技が当たったとき
→「てめぇ、なんで技当たってんだよ!!!ふざけんな!!!!」
相手視点、技が当たらないとき
→「技当たれよ、マジで!!!ふざけんな!!!!」
基本選出
vsザシアン軸→ムゲンダイナ+ランドロス+テッカグヤorトリトドン
vsムゲンダイナ軸→ムゲンダイナ+バンギラス+@1
vsゼルネアス軸→ムゲンダイナ+テッカグヤ+ラッキー
vsホウオウ軸→ムゲンダイナ+バンギラス+ランドロスorテッカグヤ
※メタモン入りにはムゲンダイナ+バンギラスorラッキーは出さないとムゲンダイナをコピーされて詰む
最後に
S21は1試合も潜っておらず、シリーズ10のルールであるダイマックスなし+禁伝環境という未知のルールに正直戸惑っていました。そのため、今期は序盤から積極的に潜って環境調査、構築を作っては練り直しを繰り返していました。最終盤の環境の変化にもしっかりと対応できたからこそ、今期は最高順位、最高レート更新、2ROM最終日までにレート1900を達成できたと思っています。次なる目標はレート2000!!!正直、レート2000はまだ自分には近いようで遠いようにも感じたシーズンでもありました。ここを目指して頑張っていきたいですね。